お肉屋さん直伝!お肉の味を落とさず解凍させるコツ

「大きめのお肉を冷凍して少しずつ食べたい」「贅沢なお肉を特別な日まで冷凍しておきたい」など、お肉の冷凍保存・解凍が必要になる場面があると思います。 今回はお肉のベストな解凍方法について、ukkaで人気の精肉店さんにお聞きしました。記事を読めば、お肉の味を落とさず解凍する方法が分かります。解凍方法の比較もあるので、ぜひ最後までご覧になってください。
豆知識

~北島藤原精肉店について~

今回、解凍方法を教えてくださる北島藤原精肉店さんは、徳島県板野郡北島町にある創業50余年の精肉店です。
現代表の三代目・藤山晋太朗さんは、親族が経営している牧場で牛の飼育から携わり、ブランド牛「阿波黒牛」を中心に販売しています。
今回は藤山さんに、冷凍のお肉の最適な解凍方法について教えていただきました。生産者さんのことを詳しく知りたい方はこちら

お肉の味を落とさず解凍させるコツ

お肉の味を落とさず解凍するコツは、「低い温度でゆっくりと解凍する」ことだそうです。
 
解凍する際にお肉の表面から出る、赤い肉汁は「ドリップ」と呼ばれ、ドリップと共に栄養素と旨味がお肉から出ていってしまいます。藤山さんによると、解凍後のお肉を美味しくいただくためには、いかにドリップを出さないかが重要とのこと。
急いで解凍しようとすると、ドリップの量が多くなってしまいます。極力ゆっくり解凍させ、さらに「半解凍」の状態で調理することがポイントです。旨味を含む肉汁をとじこめたまま、調理をすることができます。
 
もし、解凍時にドリップが出てしまったら、臭みの元になるのでふき取ってから料理に使いましょう。

精肉店の一番のおすすめ解凍方法!

藤山さんの一番のおすすめは、「冷蔵庫に入れて解凍する」方法です。冷凍庫から冷蔵庫に移して、半日から1日かけて解凍します。
 
藤山さんによると、冷蔵庫での解凍時間は1kgあたり5時間くらいが目安だそうです。ステーキなどは厚みがあるため、ちょっと長めに、スライスは気持ち短めになど、様子を見ながら解凍すると良いでしょう。
 
完全解凍するとドリップの量が多くなってしまいます。触った時に、表面にちょっと弾力が出るくらいの半解凍で取り出しましょう。

短い時間で出来るかんたんな方法

「もう少し短い時間で解凍したい」という人におすすめなのが、氷水解凍。ビニール袋に入れた冷凍肉を、氷水に浸して解凍する方法です。
 
この解凍方法のメリットは二つあります。
①冷蔵庫で解凍する場合よりも、時間を大幅に短縮できる
②低温のためドリップがほとんど出ない
 
この時、ビニール袋の中に氷水が入らないように袋の口を密閉しましょう。また、氷水の温度を一定に保つため、途中で氷を足しながら解凍してください。
氷水に1時間ほどつけると、半解凍になります。調理の30分程前に氷水から出して常温に戻すと、調理がしやすくなります。氷水の温度が上がりすぎるとドリップが出やすいので、特に夏の季節は氷をこまめに足しながら解凍しましょう。

レンジで温める方法は?

電子レンジの解凍機能を使えば、急にお肉が必要な時にでも直ぐに解凍できます。けれども、電子レンジは、お肉の中の水分を急激に温めてしまう性質があります。ドリップが出やすく、表面が温まりやすいので、解凍にムラができやすく味が損なわれることがあります。

まとめ

藤山さん曰く、「解凍のタイミングはなかなか難しく、せっかくお肉を解凍し始めたのに、気分によって急に外食したくなったり、魚が食べたくなったり、誰かが高熱をだしたり、忘れてたり、思った通りに事が進まないことも。お肉も生き物ですので決して無駄にせず、自分のライフスタイルや性格に合った解凍方法を見つけて美味しく召し上がっていただければ幸いです」とのこと。
 
購入した後も、解凍方法に気を付けて、お肉本来の旨味を堪能してください。北島藤原精肉店さんの自慢のお肉は、こちら。
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